気候非常事態宣言を出した多摩市だけど -遊説を行いました④

岸田めぐみの遊説したの内容です

3月議会で会派の代表質問をしました。
多摩市は2021年、市と議会共同で、「気候非常事態宣言」を出しましたが、市と議会が共同でというのは珍しいことです。具体的な行動として掲げられた3点について質問しました。

1.「気候危機」が迫っている事実を市民全員と共有し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す」について
多摩市は集合住宅が多く太陽光パネルの設置は効果的とわかりながらも、住民の合意形成が課題となり設置は進みません。市は都やURに設置推進を働きかけてはいますが、国に対しても、集合住宅が多い多摩市の地域性を活かした課題解決への協力を求め果敢に挑んでほしいと質しました。

2.「資源の有効活用を図り、使い捨てプラスチック削減を推進する」について
「大栗川を楽しむ会」の月一度の清掃活動に参加させていただくと、一番多いのはレジ袋、食品の包装容器などプラスチックごみでした。川に生息するいきものだけでなくマイクロプラスチックによる海洋汚染、大気汚染が新たな環境問題となっています。市には、市民と行政だけでなく事業者にも積極的に理解と協力を求める姿勢を質しました。
さて、市ではペットボトル削減のため公共施設4か所に給水スポットを設置しましたが、調布市では、市庁舎内の自動販売機で売られているのはアルミ容器のものだけです。市の姿勢を市民と共有するには大きな効果があると指摘し、市も設置者と相談するそうです。

3.「生物多様性の大切さを共有し、その基盤となる水とみどりの保全を積極的に推進する」について
気候変動に関する宣言に生物多様性を盛り込んでいるのは大変珍しく、みどりが多いことで知られる多摩市らしいといえます。生物の多様性から私たちは恩恵をうけて生きているのに、世界では生物の種が加速度的に失われています。みずとみどりといきものを大きくとらえ、足元から市民と保全に取り組む姿勢を求めました。

遊説を行う岸田めぐみ議員