公園のトイレ調査実施中~まちのバリアチェック~

多摩市は緑も多く地形を生かした公園がたくさんあります。福祉部会では2年前から市内の公園トイレ調査を実施しています。2020年11月の報告

ニュータウンを開発する時にはバリアフリーの視点はなかったのでしょうか。公園内、特にトイレには段差が見られます。調査する項目は段差、扉(内開き、外開き)、鍵、明るさ、水栓レバーの位置など16項目です。

これまで調べた諏訪、永山、聖ヶ丘、落合地区のトイレは古いせいか、鍵がかからなかったり、うす暗く、壁にはカビが生えていたりでとても入りたくないトイレが多いという印象でした。今年の7月には「まちのバリアチェック」の旗を掲げながら唐木田地区を調査しました。トイレの家の形が統一され、中も広く比較的きれいでした。それでも扉はほとんど内開き。中で倒れた人がいる場合には助けるのが大変です。トイレットペーパーも以前から多摩のトイレには置いてません。いたずらされるというのが大きな理由のようですが、他市では置いてあるのに何故というのが市民からの不満でもあります。旗を掲げての調査は目立ったのか、通りがかりの方から声をかけてもらいました。「家が近いから公園のトイレは使わない。だって汚いもの」ここは比較的きれいであることを伝えると驚いていました。

 

コロナ禍では公園で遊ぶ親子、散歩、ジョギングをする人が増えました。

 

トイレットペーパーをおいていないとの看板

トイレはとても重要ですね!引き続き調査を進めていきます。

福祉部会部長  野宮和子