CAPのおとなワークショップを実施しました

2016年2月10日 15時11分 | カテゴリー: 教育, 活動報告

IMG_4520 1月31日(日)、多摩市に子どもの権利条例を作ることをめざして活動しているグループ「子ども連絡会議」が「思春期の子どもたちに向き合う時に!」と題してCAP(キャップ)のおとなワークショップを実施しました。CAPとは、子どもがあらゆる暴力から「自分の心と身体を守る」ための方法を学ぶ参加体験型学習プログラムです。 

 まず参加者の自己紹介で盛り上がり和気あいあいの中でフォーラムは始まりました。 CAPのメンバーによるロールプレーでは、中学生の男子が部活をやめたいと母親に話すという設定で親子の会話の中から問題点を見つけていきます。母親に「男なんだから運動くらいやってないでどうするの?」と言われ、夜、父親には「情けない!男にしてやる」と殴られたという話です。このロールプレイを見て参加者は二人一組になり、「暴力とは何か」について意見を出し合いました。殴る、蹴る、叩く、言葉の暴力など…CAPのメンバーからは身体的、精神的なものを含めて人にされて不快なものはすべて暴力であるという話がされました。学校などで行っている子どもワークショップで、同じ設定のロールプレイを行うと、「親に殴られてもしかたない」「自分が悪いんだ」という子どもが多いそうです。日本の子どもたちは自尊感情が低いと言われています。自分を大切に思う心が他の人を大切にできることにつながるという意識を持たせることが重要ですね。 IMG_4518

 次は男らしさ、女らしさについて一般的なイメージについて意見を出し合いました。男らしさとは強い、たくましい、スポーツマンなど、女らしさとはやさしい、かわいい、小さなことに気がつくなど、ボードの枠の中に書いていきます。CAPのメンバーからは「この枠からはみだしたら男らしくない、女らしくないのでしょうか?」という問いがあり、「自分らしくがいいのでは」という意見が出ました。男女とも自分らしく生きていくことが大切です。

 また子どもの話を聴くときは、落ち着いて相手の気持ちに寄り添って共感すること、「話をしてくれてありがとう」の一言が大切ということが話されました。おとなでも「ありがとう」の言葉はうれしいしほっとするという意見が出ました。  capワークショップ

 家庭、学校、地域の連携で暴力防止を高めるため、日頃から情報の共有やコミュニケーションが大切と確信しました。また子どもたちの自尊感情を高め、人権意識を持ってもらえるよう保育園、幼稚園、学校などでCAPのプログラムの導入を提案したいと思います。「子ども連絡会議」では子どもの立場に立った子ども権利条例制定に向けてこれからも活動を続けていきます。

教育部会 入江美恵子、庄子典子