12月7日(土) おしゃべりカフェを開催しました

多摩・生活者ネットワークの「おしゃべりカフェ」は、市の動きの報告やさまざまな話題をざっくばらんにおしゃべりする会です。月初めの土曜日に定例で開催しています。(変更することもあります)
この日会場になった豊ヶ丘地区市民ホールは築40年で、ホールや会議室のほかに、地域図書館、児童館、学童クラブ、老人福祉館が併設された複合施設です。付近の遊歩道では紅葉がまっさかりでした。

●岩崎みなこ議員からパルテノン多摩のことが報告されました
・ 現在、大ホール以外は使用していますが、これも2020年3月まで。その後は全館を閉鎖し2年かけての改修時期にはいります。
・ 多摩市が所有する自動演奏器(オルゴール)は一時は譲渡するという話もありましたが、改修後のパルテノンに4台、新築する中央図書館に4台を置くことになるそうです。
・ パルテノン多摩改修の設計によると、現在の2階ロビー(受付、市民ギャラリーのある階)は、現ロビーは、誰でも自由に休息やおしゃべりができるスペースとなるそうです。大小ホールの席数は、バリフリーにするため多少少なくなる予定です。4階には、公園に向かって出入口を設けた子ども広場ができます。
・ 改修後の管理運営はJV方式(ジョイントベンチャー ここでは民+民+コーディネーター)でやる予定です。
・ 多摩中央公園はCMA(キャンパスマネジメント協議会 大学のキャンパスのような公園)をめざしています。これは公共施設運営の民間活用の方法のひとつですが、民間主導になりがちと言われています。
・ 中央図書館は、多摩中央公園の現在トイレやあずまやがあるあたりに建築予定。池に向かってガラス張りの設計ですが、防災面ではちょっと心配という意見もあります。

●岸田めぐみ議員からは12月議会で行ったプラスチックごみに関する一般質問の報告がありました。
・市内の川の清掃に参加したとき、土嚢袋のきれはしが枯草等に絡まり、回収しようとしても粉々になって飛んでしまいました。プラスチックは分解せず、どんどん細かくなっていきます。また、多種にわたる添加剤が含まれており、それが環境ホルモンとなって動物に影響がある(メス化する)と言われています。海洋汚染の原因といえるプラごみ対策については、市も来年度、力を入れる考えでした。また、補正予算の質疑では、川ごみの組成分析についても前向きな答弁がありました。
・市ではレジ袋有料、牛乳パックの回収など、環境に配慮した活動に積極的に取り組んでいる小売店舗に対して、エコショップの認定をしています。来年、全国的にレジ袋の有料化が義務づけされることをうけ、認定の基準を見直すことを提案しました。
また、ほかの自治体、東京都などでも取り組みが進んでいる、市役所内、公共施設でのプラスチックフリーの取り組みを提案しました。

そのほかの話題
●オリンピックパラリンピックでは多摩市はアイスランドのホスト国。国士舘大学の場所を使用し、練習はもちろん、交流イベントや小中学校の訪問などを企画したい。

●給食の紙パック牛乳がびん牛乳に変わります。
これまで牛乳の紙パックはメーカーが回収していたが、学校から出る事業系ごみをメーカーが回収することは継続できないとの声があがった。教育委員会は、CO2削減が求められる中で焼却はできない、子どもが洗って切り開いて乾かす時間はないことから、びん牛乳導入に踏み切った。若干の値上げの可能性があるが、環境に配慮した変更といえます。

●多摩川の河川敷にある一ノ宮公園は台風により甚大な被害がありました。ごみの除去、整地だけでも3000万円かかるそうです。テニスコートとしての整備はしないが、市民のフェスが開催できる程度には復旧する。

 

資料
パルテノン多摩、多摩中央公園、中央図書館の改修、建築については、2018年10月の多摩広報に概要が発表されています。 2018年10月の多摩広報

多摩市のエコショップ認定

岩崎みなこ議員の12月議会一般質問(YouTube)

岸田めぐみ議員の12月議会一般質問(YouTube)