「多摩市ツバメ調査団」始動~ツバメの人工巣&ふん受けワークショップに参加~

「多摩市ツバメ調査団」主催のワークショップに参加しました。

豊かな生物多様性を保全し、その恵みを将来にわたり享受できる自然と共生する社会を実現することを目的にする「生物多様性基本法」に基づいた活動です。調査団団長の渡辺仁さんによる人工巣の意味についてと、NPO法人バードリサーチの神山研究員によるフン受けの実際についての話を聞いた後、さっそく作業に入りました。

紙粘土をコネコネ。深さは4センチ。あまり深いとヒナのフンで巣が汚れちゃうので

紙粘土をコネコネ。深さは4センチ。あまり深いとヒナのフンで巣が汚れちゃうので

「人工巣」

  1. 人が困る場所に巣をつくり始めたら、ちょいと横にずらした場所(50㎝~1m以内)に取り付けてツバメに「お引越し」してもらうのが第一の目的。
  2. 近隣に巣がある地域では、取り付けておくことで来てもらいやすくなる。

「フン受け」

1、衛生面の問題を解決し、フンを始末する労力を減らせる。

2、早すぎるとツバメに嫌がられるので、しっかり抱卵してから取り付ける。

3、素材は、お手軽な紙や湿気に強いプラスチックなどのダンボール。

段ボールでできたふん受け。絵は調査団メンバーのUさんの作品。

段ボールでできたふん受け。絵は調査団メンバーのUさんの作品。

予想以上に軽い紙粘土をこねて人口巣をつくり、ダンボールに可愛いイラストを張り付けてフン受けの完成。ツバメの到来を待つ支度ができました。市役所東庁舎、パルテノン多摩に取り付けることが決まっています。

最後にそれぞれの人工巣を持って記念撮影。ツバメがくるといいなぁ~

最後にそれぞれの人工巣を持って記念撮影。ツバメがくるといいなぁ~

4/16(日)にキックオフ集会を開催し、今年度の本格調査がスタートします。「多摩市ツバメ調査団」は誰でも参加できます。可愛いツバメの子育てに出会い、今の社会の在り様を問い直すきっかけになることを願ってやみません。                               環境部会 南雲玲子