湧水調査
多摩ネット環境部会による、市内湧水調査の下見を行いました。 東京都HPでは、多摩市の湧水は1ヶ所(平成2年には2ヵ所だった)と ありますが、 多摩市環境基本計画(前)には、「大谷戸公園」と「寺の入り」の2ヵ所が 記載されていました。 この日は、「もっとある!」との市民の皆さんの声をもとに、 4ヶ所の現地を確認しました。
「原峰公園下」 古くからここに住むIさん宅裏の池。 原峰公園が貯えた水ですが、 春にはオタマジャクシで真っ黒になるそうです。
「百草団地下の駐車場 」駐車場になる以前の、原っぱの頃からの湧水だそうですが、 現在はフェンスによって立入れません(この日は道路課の協力で、 入らせていただきました)。 小さな水たまりでは、よく見ると水底の砂が吹き上がっており、 まだ柔らかそうな4~5センチのザリガニや、赤とんぼも見られました。 暗渠を通り大栗川に流れ込みます。
「愛宕第4公園(通称:ロケット公園)」 斜面からの水が芝生を縫って流れるコンセプトだったのかもしれません。 現在は、鉄バクテリアの茶色い水が水路で澱んでいますが、 当時は、傾斜のない平地を流れるほどの水量だったのでしょうか。
「豊ヶ丘の杜」 湧水というよりも、浸み出し水という感じ? 多摩川源流の水干のように、ポタポタと水が落ちて水たまりを作っていました。
「もっとある!」という皆さんからの声、お待ちしています!
環境部会 向井かおり