学生たちと考える「持続可能な社会」

ワークショップの発表風景

恵泉女学園大学の原子栄一郎先生(専門は「持続可能社会論」)に依頼され、2回にわたって持続可能なまちづくりについて生活クラブ運動グループ多摩市地域協議会が実践してきた活動についてお話しする機会を得ました。 

まず、1回目は「持続可能」「持続可能なまち」という言葉から何を連想するかという4つのグループに分かれてワークショップを行いました。

出てきた意見のグループ分け、まとめ、発表と続きます。初めての作業とはいえ、書き始めると出るわ出るわ…ペンがとまりません。さすがに若い女性ゆえに、全グループででたキーワードが「治安」。他には「にぎわい」「子育てしやすいまち」「空気がきれいなまち」などなど。 

 2回目の授業では、地域協議会のそれぞれの団体が自分たちの活動を発表です。「雇われない働き方」を実践している喫茶「風」。ゴミを出さない活動をしているリユースショップ「エコメッセ」。障がい者や高齢者のケアーをしている「つむぎ」。デイサービスや地域の人たちの居場所と様々なサービスを行っている「麻の葉」。そして議会に代理人(議員)を送り出している「生活者ネットワーク」。

2回にわたった授業の感想では、「住み続けたいまちづくりに対しての具体的かつ現実的なイメージが浮かんできた」「地域に根ざしたサービスの提供」「お客さんだけでなくメンバーの居場所の確保にもなりそれが働いている人たちの心の支えになるのだと思った」「女性はやはり強い」など感想をたくさんいただきました。

聖蹟桜ヶ丘駅前オーパ7階にある喫茶「風」。山々が一望できて(もちろん富士山も)人気のスポットです。

授業が終わって翌週の土曜日に、フィールドワークとして、「風」「エコメッセ」「ふらっと麻の葉」を実際に見ていただきました。お話しだけでは感じられないものも、実際のお店の様子など体験することで理解がより深まったのではないかと思います。暑い中、参加された学生のみなさまお疲れ様でした。