今年は田んぼの生き物調査

生活クラブ運動グループ多摩市地域協議会(以下、地域協議会)が主催して毎年行っている「生き物調査」。毎年、多摩川大栗川の合流点で実施していましたが、今年はたんぼでの調査を行いました。 

場所は多摩市一ノ宮。近くを川崎街道、野猿街道が走り、田んぼの前は高層マンション。本当に都会の中の田んぼです。広さは1100平米でコシヒカリともち米を栽培しています。

参加者21名。田んぼの水温28.4度、水路は20.8度。熱帯魚用の網をもって、田んぼの周りや水路を歩きながら、生き物を捕獲していきます。大きいのから小さいのまでオタマジャクシがいっぱい!ものすごい素早さで網には中々かかりません。このエビがいれば豊作間違いないというホウネンエビも見つかりました。通行中の親子連れやアメリカザリガニを獲りに来たおじいちゃんとお孫さん等も途中参加してくれて楽しい調査となりました。

最後には、昨年と同様に農村工学研究所の西田先生の解説つきです。 

次のような生き物を見ることができました。

ホウネンエビ、ヌマエビ、ヌカエビ、オタマジャクシ(アマガエル)、ナミアメンボ、ヒル、シジミ(タイワンシジミ、マシジミ)、カワニナ、コンチュウ目(チビゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ)、ホザキノフサモ、コカナダモ、ドジョウ、アメリカザリガニ、シオカラトンボ

 

地域協議会では、5年後に「援農ワーカーズ」をつくるという中期計画を立てました。今年はその1年目。まずは手始めに田んぼに親しむことからスタートです。すでに地場野菜を運動グループの一員である「エコメッセ」で販売したり、ブルーベリーの収穫手伝い、菜の花プロジェクト、朝顔のツルまきボランティア等の活動をしていますが、さらに農に親しむ活動を広げていきたいと考えています。