工場の歴史は古く、昭和9年に製紙、製綿、繊維の原料商として創業。現在は本社は横浜市。秦野市は選別、仕分けセンター、港北区にクリーニング工場、山梨・フィリピンにウエス製造工場、中国に軍手の一貫工場等があります。
〈リサイクル内容〉
①古着として海外へ輸出:パキスタン、シンガポール、マレーシア、バングラディッシュ。品種は男女衣類の他に靴下、ブラジャー、子どものパンツ、おむつカバー肌着等も送っています。キャラクター物は大歓迎とのこと。
(年間3000㌧で10%は国内のリサイクルショップが取りにきます)
②ウエス(工場用清掃布):使い込んだ綿の下着、肌着、Tシャツ等。四角に裁断し、生産工場で油ふき等に使用。
③反毛材料として再生:化学繊維、傷んだ服、ストッキング等を機械にて綿状に戻し、ぬいぐるみ、座布団の中綿に、糸状にしてフェルトに再生し、吸音、防音、断熱等の材料となり又軍手、ツイード織物、セーター等に利用。
この①②③に各30%位ずつ利用されています。
梱包に見られるNACマーク。これは国際マークで上級品という信用ある印!
20年前に見学した時はウエス裁断もしていました。リサイクル工程を広げると海外に工場を移さないと採算が合わなくなってきている現状に矛盾を感じました。
(注)多摩市では扱ってない品種がある事をお断りしておきます)
環境部会 鈴木桂子