氷河期世代の不安軽減、待ったなし。
参議院選挙の投票日まであと5日。どうしてこんなに日本人ファーストの声ばかりなのか。野党だけでなく与党まで追従しているようで不気味です。こどもが幸せだと感じていない社会の将来のために、こどもファーストはわかる。そもそも人生は自分ファーストです。
私たち生活者ネットは、氷河期世代にずっとフォーカスしている立憲民主党を応援しています。
バブル崩壊もリーマンショックの時も親にも頼れず、一人で何とか生きてきた人が、あなたのそばにいませんか。
あるいは、きょうだいが結婚して家を出ていって、いつの間にか一人で家族を介護している人が。
彼ら彼女らに、親の介護サービス利用料と、もしかしたら想像もしていなかった自分の医療費負担、さらには物価高が追い打ちをかけているでしょう。非正規で働く人ならさらに深刻です。
氷河期世代は生活保護予備軍だという経済の話だけでなく、今の苦しみに気づき受け止める政党はどこなのか。公約にもう一度、目と耳を傾けてほしいのです。
貧困も自殺も、自民党政権では一貫して個人の問題だと放置してきましたが、民主党政権では、生活困窮者自立支援法、自殺対策基本法、そして子ども若者育成支援推進法では、青少年の健全育成しかなかった若者政策に初めて就労支援を位置付けました。貧困も自殺も就職できないことも、社会全体の問題だと受け止めたのです。
安倍元首相が「悪夢のような」と繰り返した民主党政権ですが、現場の第一線で支援してきた市民の力を集めたこれらの法律を認めない人はいないでしょう。その延長線上に、氷河期世代に安心をという政策が今もあることを私たちは評価します。
日本の土地や企業を外国資本が買い漁るのは確かに大きな問題だし、外国人労働者の増加に伴う地域での不安が増しているのも事実です。しかし私たちの社会が真っ先に取り組むべきは本当にそこなのか。
介護と仕事と自分のからだを何とか支えてほしい。場当たり的な給付を政治の都合でばら撒くのではなく、税と社会保障の制度設計見直しで安心させてほしい。そんな声に応えてくれる誠実な政治を実現するために、私たちもまた声をあげていきたいと思っています。