「排除」ではなく「共に生きる」を選ぶ時代へ
NHKが「外国人優遇」に関する情報を検証する記事を配信しました。SNSでは、外国人の留学生支援や社会保証を批判する投稿が拡散されますが、記事では、それらが実態と異なることが丁寧に示されました。
▶︎ 「外国人優遇」「こども家庭庁解体」 広がる情報を検証すると…
近年、「外国人を受け入れすぎ」「国を守るには抑止力が必要」といった言説が、同じ空気の中で語られる場面が増えてきました。排他主義と軍拡志向が併存する不気味さを感じます。
ナチス・ドイツのゲーリングは、かつてこう語ったそうです。
「市民を戦争に引きずり込むのは簡単だ。『我々は攻撃されている』と煽り、平和主義者を“非国民”と非難すれば、どんな国でもうまくいく」
この言葉が今の日本の空気とも重なるように感じる方、少なくないのではないでしょうか。
誰かを排除することで、短期的には“安心感”を得られるかもしれません。
でも、それが長い目で見て、私たちの社会にとって本当の利益になるでしょうか?
私たち自身も、
・自分を育ててくれた学校
・命を救ってくれた病院
・信頼できる仲間と過ごした職場
といった場所には、自然と帰属意識や感謝を抱きますよね。
外国籍の人々にとってもそれは同じで、日本で学び、働き、暮らし、守られた経験を持てば、日本を心のふるさとと思うようになります。
そうした人を世界中に増やしていくことこそが、武力よりも強い、持続可能な安全保障になるのではないでしょうか。
「あの国を攻撃してはならない」と思ってくれる人が世界中にいるとしたら、どれほどの抑止力になるでしょうか。
誰を排除するかではなく、誰と共に生きるか。
私たちは、その選択肢を今、手にしています。
来週告示される参議院議員選挙を通じて、そんな社会を一緒に目指しませんか。М