皆さんは年の初めにどんなことを思いましたか   2023年 年の初めに

コロナ禍も3年目になりましたが、第8波への兆しが見えてきた年明けでした。今度はインフルエンザと一緒に流行すると言われています。しかし、専門家がコロナ第8波の警鐘をしている一方で、コロナ禍での規制が緩和され、年末年始は大勢の市民の里帰りや観光で混雑している光景が報道されています。
そして、ウクライナへのロシアの侵略は終結の見通しさえ立たず早一年目を迎えようとしています。ミャンマーの軍事政権も市民生活を脅かしてします。世界各国で小競り合いは続いており戦争はウクライナだけではないのです。

国内に目を向けると岸田政権はウクライナの戦争を口実に防衛費の拡大、エネルギー確保のため原子力発電所の延命、新設まで言い出す始末です。私たちがウクライナ戦争で再度感じたことは原発があるだけで大きな不安に見舞われることです。そのような恐怖は原発をなくしていくことしか方法がないというのは非を見るより明らかです。東日本大震災で経験済みです。また、政府が力を込めて行った市場開放への道筋が一旦戦争になると非常にもろいということを見せつけられました。今、国内の食料自給率38%に加えて野菜を作る種の自給率は10%、化学肥料の原料はほぼ100%輸入に頼っている現状です。
日本の自給率を上げていくことは国の安全保障を考えると喫緊の課題なのです。

 しかし、嘆いてばかりはいられません。年明けに東京新聞で「街かどの民主主義」という連載が企画されましたが、まさに自分たちも足元で実践していくことが市民社会を強くし、戦争への道をとめていく大きな力になると信じています。国政の選挙はともすると報道などの流れに左右されてしまいますが、地方自治体の選挙こそ身近なテーマに対してどのような考えを持って自治体のかじ取りをしようとしているかよく見極められるはずです。そして今年は統一地方選の年です。どんな社会を目指していくか、共有できる候補者を選んで欲しいと思います。
多摩・生活者ネットワークはここ多摩市で市民の政治を広げる活動を愚直に実践し今年で40年になります。そして、今年もその活動をさらに広げるために力を尽くします。
皆さんとともに政治を機能させていきたいと強く思います。ぜひ、ご参加ください。
一緒に政治を語りましょう! よろしくお願いします
                    多摩・生活者ネットワーク   代表  原田 恭子