多摩にも「子ども食堂」オープン
愛宕商店街の一角「風の家」で毎週土曜日の5時から7時に子ども食堂が開いています。
地域協議会(生活クラブ運動グループ多摩市地域協議会)のメンバーでお店をおたずねしました。
「風の家」は障がい者の働く場としてカフェと作業所が数ヶ月前にオープンしました。
オーナーの斉藤さんは生活クラブの組合員でもあり、以前から私たちと何かとご縁があります。自宅を開放して、障がいを持った子どもたちの放課後の居場所を長年開いています。
お店を始めてから、母子家庭が多い事、まともな食事は給食だけ、近くの児童館では1回30円でおなかにたまるおやつを提供していることなどを知りました。
そこで、行動の早い斉藤さんは、これは子ども食堂をやるしかない!。
スタッフはみなさんボランティア。1回目の食事はカレーライス。
私たちが訪ねたときのメニューはタコライス。中学生以下と70歳以上は100円。それ以外の人は300円。最初は口コミとお店に貼ったポスターだけ。それでも1回目、2回目と毎回40人近くが訪れました。
お野菜は無農薬野菜を栽培している農家さんからの提供もありますが、食材費などは持ち出し部分が多くなっています。
都内でもいろいろな場所で子ども食堂(或いは誰でも食堂)が広がりつつあります。コミュニティが希薄になった今ですが、ここにくれば誰かと繋がれる、美味しい食事が食べられる。そんな場所はこれからももっと求められて行くと思います。多摩でもあちこちにそんな場所ができる事を願って、また、その役割を担って行きたいと考えています。
武内 好恵