都市農業の多目的価値

2016年7月27日 16時12分 | カテゴリー: トピックス, 環境

東小金井駅から徒歩10分、高橋金一さんの実験農場にお邪魔しました。

高橋さんの家は江戸時代から200年続く農家です。高橋さんは小金井の農業委員会会長をしながら、国会へも足しげく通い「都市農業振興基本法」の成立にも影響を与えた方です。地元では、生産者と消費者の「顔の見えるつながり」大事にして食と農によるまちづくりを実践しています。2016.7.19高橋農場

寺島(テラジマ)ナス、亀戸大根、高井戸半白キュウリなど、これらは江戸東京野菜と呼ばれるものです。高橋さんはこれらの野菜を種から育てることを基本に、栽培、普及にも取り組んでいます。最近では江戸東京野菜を育ててもらおうと、日本橋の企業にプランタを渡して育ててもらう事も行っています。

種をとります

種をとります

さて、ここは数カ所ある高橋さんの畑の一部。実験というだけあって、①ミニトマトが栽培されている場所ではマルチが雨にどれだけ持つか。②夏場ではなく、秋に収穫の時期を持っていった方が収量は落ちるが味は良くなるので、夏には沖縄などの南方系の野菜を育てた方がいいのではないか。また草を使った除草など全くの無農薬で栽培しています。堆肥は学校給食の残渣をペレット化したものやコーヒーかすを使っています。また、この実験農場では30代から50代の障がいを持った方、うつで会社を辞めた方を個人的に受け入れることもしています。

ミニトマトの畑

ミニトマトの畑

畑の後は、児童館での食育講座(幼児グループ)にもおじゃましました。食育・野菜料理コーディネーターの酒井文子さんが高橋さんの畑の朝どり野菜を使って料理を作っています。今日のメニューはオカワカメ(沖縄野菜)のたたき、じゃがいものニョッキトマトソースがけ。20組くらいの親子が参加していました。

私たちもニョッキをたべさせてもらいました!

私たちもニョッキをたべさせてもらいました!

都市農業振興基本法が成立し、都市にある農地の意義が再確認されています。その一つが防災機能。住宅地の中にある農地が避難場所としての役割を果たします。都市の中にある農地の価値を消費者である私たちも再認識し、地域の中の食料自給率を上げる、新鮮で旬な野菜を食べて健康でいられることを感謝しながら食と農のまちづくりを実践していきたいと思います。

武内 好恵