2018年 年頭にあたり ICANのノーベル賞受賞をばねにして、今年こそ非核への第一歩を

2018年1月8日 22時18分 | カテゴリー: トピックス, 平和, 生活者ネットニュース

日本は広島、長崎の被爆国としていろいろな市民レベルで核の怖さと製造をやめることを訴え続けています。2017年7月、国連で「核兵器禁止条約」が賛成122か国で採択されました。この条約の実現に努力した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」にノーベル平和賞が授与されました。この条約は核兵器の開発、使用、保有、実験核兵器使用の威嚇などを法的に禁止する国際条約であり、核兵器は非人道的で違法なものであると明示しています。

日本は米国の核の傘で守られているからと条約議決時には反対しました。しかし授賞式演説として被爆者サーロー節子さんは「核兵器は必要悪ではなく絶対悪です」と断言しています。唯一の被爆国としてこの条約に反対したのは恥ずかしく大変残念なことです。今、核の傘に頼っている国々も条約の意味を広く理解し、批准できる可能性は十分あります。今こそ、市民の力で「核兵器禁止条約」批准にむけての運動を広げていきましょう。

奇しくもノーベル文学賞は国籍は英国ですが5才まで日本で暮らしたカズオ・イシグロ氏が受賞しました。母は長崎で被爆しヒバク二世であり、幼心に「平和」という言葉を母から受けついでいるとスピーチで表明しました。良いものを描きよいものを読めばこの分断の世界において障碍をうち破り私達をつなぐ新しい考えや視点がみつかるかもしれないと、文学の価値を訴えています。

年明けて、一触即発と思われた朝鮮半島に大きな動きがありました。平昌オリンピックを目前に韓国と北朝鮮間の対話への動きが出ています。私たちはこの動きを歓迎します。脅威をあおり、防衛費を膨らませている安倍政権では紛争解決にはなりません。おどしたり挑発する手段で解決したことはないのです。相手の立場を尊重し、自分たちの立ち位置を明らかにし、説得しながら対話を重ねていくことが平和への最も近い道と考えます。