大栗川源流域を歩く①

多摩美大そばの源流跡

民家裏にある南津鉄道跡

国道16号沿いの盛り土された源流の池

ヤブレガサ

子の神谷戸

キランソウ

スミレ

 春爛漫の晴天の一日、大田川、乞田川と合流して多摩川に注ぐ、大栗川源流域の変化を調査するために歩きました。まず、御殿橋から多摩美術大学の敷地を源流とする川跡に添って、柚木街道を歩きます。

干上がってしまった川底のニリンソウの群落に足を止め、南津鉄道(なんしんてつどう)計画跡に寄り道しながらダラダラ歩いて通り過ぎます。

1時間ほどで鑓水御殿峠に到着。国道16号沿いにあった源流の池が埋めたてられ、うず高く盛り土をし、宅地予定地になっているのにビックリ仰天!「ここが大栗川の源流」という池を埋めてしまったことにも驚きましたが、水が集まる場所を宅地にする考えにも一同絶句。

 

気を取り直して「子の神谷戸」に降りて行くと、霊園の下に小さな水の流れの始まりを発見。合流付近まで水はきれいですが、高いフェンスに覆われているので水に触れることができません。

谷戸の上部はかなり荒れていましたが、道すがらキランソウ、カキドウシ、ヤブレガサ、各種スミレを見つけては童心に返って大喜びです。