「いじめ予防プログラム」の学習会に参加

2013年1月21日 13時06分 | カテゴリー: 教育

1月17日に行われた東京・生活者ネットワーク子ども部会主催の学習会「いじめ予防プログラム」に参加した。講師の湘南サポートセンター理事長瀧田信之さんは地域のボランティア活動を通して「DV」(家庭内暴力、虐待、いじめなど)の被害をうけた女性や子ども支援するセンターを1999年に設立した。また2006年から暴力などを未然に防ぐためには若者への教育が重要と考え、小中校向け「いじめ防止プログラム」、高校・大学生向けデーティングバイオレンス防止プログラム」(未婚カップル間の暴力)を開発し実施している。

中学校のプログラムは全5時間で道徳、総合学習の授業の中で行われている。

まず全体講演会でいじめについての共通認識を話す。1回目はワークショップ形式で「暴力って何?」という質問で子どもたちの意見を引き出す。2回目は、加害者像をストーリーに入れながら、なぜ暴力をふるうのかなど背景も考える。3回目は「自分大好きワーク」として自分の好きな所、自慢できるところを書いていく。ただし、成績、部活動は省き、例えばおけいこ事やお手伝い等、自分の良い所、つまり自尊感情を引きだし自分を大切に思う心を持たせることが狙いだ。4回目は人との境界線、パーソナルスペース(安心できる距離)などを実践する。自分がいやだと思ったら暴力ではなく、はっきりと意思を伝える方法をロールプレイ方式で学ぶ。

何よりも生徒たち自身が自主的に考え行動することを目的とした方法が素晴らしいと思った。またプログラム終了後も生徒たちが主体となって支えあうシステムづくりを促している。地元の藤沢市では、中学校19校中11校で実施し、世田谷では2校、品川区でも導入されるとのこと。子どもたちを救おうと熱い思いで語る瀧田さんの話で2時間が短く感じられた有意義な学習会だった。

(多摩ネット教育部会部長 入江美恵子)